「失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 」読了

Twitterで紹介している人がいて面白そうだと読んでみた。

失敗ついては「失敗の本質」という旧日本軍を研究していた本を読んでいたので興味があった。失敗を恐れるのは当然だが、だからといって失敗しないことはできない。どうすればいいのか、失敗には法則性があるのか、と思いながら読み進めていった

これは!と思ったのは

ある実験で、陶芸クラスの生徒が2組に分けられて一方は「質」でもう一方は「量」で評価すると言われた。結果的、最も「質」が高い作品を作り出したのは「量」を求めたグループだった。

次に

「制服の着用は規律を高める要因になるか」という議論があったとして、政治家は無駄に綿密なトップダウン式のやり方で決めようとする。時間を浪費する代わりに、得られるのは「粘土の塊」だ。本来彼らがすべきなのは検証作業であり、何をどうすれば本当に規律が高まるのか、何が役に立たないかを一つ一つ実際に試すことだ。もちろん失敗の数は増えるだろう。しかし、だからこそ多く学べる。(途中中略)

更に

心理学者、バビノーとクランボルツは、完璧主義の罠に陥りやすい人に、次のようなポリシーを持つことを進めている。「すばらしいミュージシャンになるために、まずひどい曲をたくさん演奏しよう!」「強いテニスプレイヤーになるために、まずたくさん試合に負けよう」

 

このブログを書こうと思ったのも何か将来的には論文、いや、自分の頭の中で思ったことを文章にしてみたい、書いてみたいという思いがあったからだ。今の自分の100%の「質」の文章よりも引用結構、間違い結構でもいいからひたすら「量」を書いて質を上げていこうと思う。

 最後に
「失敗は恥ずかしいものでもなく、学習の支えになるものだ」
勿論ただ失敗を恐れずにやって終わり、だと作者曰く「暗闇でゴルフの練習をしている」ことになってしまうので何かしらフィードバックを得られるようにネットで公開していく形で行く。何かご指摘があればよろしくお願いします。