中国の15式”軽”戦車とは?

中国の戦車のことをTwitterで見かけたので少し調べてみた。

Twitterで乗っていたのは15式戦車と自衛隊の10式戦車よりも5年後に採用されているからやっぱり最新の方が強いのかなと思った。が、15式戦車で検索したところでてくる記事は「新型の”軽”戦車を何故開発!?」
よく意味が分からなかったが調べていくと納得した。
 まず、最近の中国の勢いに脅威を覚える人は多いが日本は海洋国家であるのに対して中国というのは海には面しているが大陸国家である。つまり、国境が陸続きになっているわけだ。その中でも特に中国が警戒しているのはインドで、その対インド用戦車として作られたのが15式戦車だ。口径も一つ前の99式戦車が125mm滑空砲であるのに対して105㎜ライフル砲。中でも特徴的ななのがエンジンである。そもそも戦車というものは空気の薄い高地では戦車のエンジンは稼働するのが困難である。旧日本軍の戦闘機がB-29の高度一万メートルに到達できなかったと(できたとしても活動困難)いうのと同じである。エンジンは空気を必要としていて、薄くなる高地でそれを補うツインターボを搭載して15式は活動できるようにしている。一方インド軍の主力戦車はT-90、T-72旧ソ連の戦車を活用しているがこれらが侵入不可能な高地で”軽”戦車は活躍すると見込まれているという訳だ。
 ほかにも乗員用で酸素ボンベの追加や暖房装置、紫外線防止装置の搭載などの対策が進められているとのこと。いずれにしろ中国は日本だけが仮想敵という訳でもないわけで、その前提が分かっていないと情報というのは読み違えることがある訳であります。そういう意味でも情報はしっかりと精査していきたいですね。